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2018年12月28日のこと。

7:00起床。

つとめてる会社の福利厚生割引を利用して1300円だったのだが快適なビジネスホテルだった。

 

チェックアウトしてみると積雪は30センチくらいで思ったほどではなかった。

晴れ間も見えるなか駅に向かう。雪は小康状態。このままもってくれると助かるのだが。

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駅前デパートの地下にある市場が早朝よりやっててくれてる。

すし処 三國 (三国 みくに) - 青森/寿司 [食べログ]

こちらでマグロ三色丼(2500円)とじゃっぱ汁(500円)を頼む。マグロ三色は、普通のマグロと中トロ、あと大間のマグロだったかな? 朝からエンゲル係数がきわめて高い。地方発送の作業に忙しい店内でひとり食事。おいしかった。

 

津軽フリーパス(2060円。以下、コピペ→弘前を中心としたフリーエリア内の普通列車(快速含む)の普通車自由席とバスが2日間乗り降り自由です。津軽の観光地めぐりに適したきっぷ)を購入。時期的にみどりの窓口は混んでるかもしれないので、自動券売機からの発券にチャレンジ。センサーにiPhoneで写メったQRコードをかざすと無事に認識。望みのチケットを手に入れる。

 

青森→川部→五所川原と乗り換え。

五所川原の駅では、地元のかたがたがイベントでお汁粉ときなこ餅を振る舞ってて、ありがたくいただく。お餅おいしい。

 

11:50発の津軽鉄道ストーブ列車に無事乗車。

津軽フリーパスの注意書きに、ストーブ列車に乗るには別途、乗車券と指定券が必要とある。ということは、あらためてお金を払わなきゃならないのかな。ググってもいまいちよく分からないでいると、結局はこういうことだった。

普通車とストーブ列車仕様の車両の2両編成で、普通車のほうなら津軽フリーパスで乗車OKだったのだ。全員無理矢理ストーブ列車にならなくてもよかったのだ。東北は不思議なルールが多くてよく戸惑う。

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せっかくだからストーブ列車のっとくべきかなぁと思いながら、真っ白な車窓を眺めていた。

 

金木で下車。

金木は太宰治が幼少期をすごした町だ。

帰りの汽車の時間13:56まで2時間弱を散策にあてることにする。

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晴れたり雪になったり、天気がくるくるかわる。

べつになんてことのない町だが歩いてて楽しかった。

いつの間にか電車の時間が迫ってきてて、残り30分であわてて斜陽館へ。

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太宰治の実家は、小作人を百人以上抱える地方有力者だったとのことでお屋敷が超でかい。ちょっと見たことないくらいの大きさなので太宰治を見る目が変わる。

アクセス悪いけど、金木周辺と斜陽館はかなりおすすめ。こと津軽に関しては、大雪の日に来て正解だった。

 

宿の近くである弘前まで戻っておこうと移動をはじめる。

帰りもストーブ列車が来た。せっかくだからストーブ列車のっとくべきかなぁと思いながら、またしても普通車に座る。

帰りのジェットスターが三日前よりも二千円安くなっていたので予約した。たぶん、ここが底値。津軽のローカル線に揺られながら飛行機の予約できるなんて、すごい時代になったものだと思う。

 

津軽鉄道の終点、津軽五所川原でJR五能線に乗り換える。中国人観光客のせわしないおしゃべりをBGMにして入線を待っているとアナウンスが流れてくる。

「のぼり列車1時間遅れです」

同じようにホームで待ってた日本人グループは「いま、1時間っていった?」「1時間っていったよね」「ちょっと聞いてくる」かなりの遅れをさらっと告げるので耳を疑ったが、やっぱり一時間遅れとのこと。日本人グループは中国人観光客にもその旨教えてあげてて、なんかいい風景だ。

 

待合室に空席を見つけて荷物を抱えているとさらにアナウンス。一時間半遅れになりそうとのこと。非電化の単線区間に快速電車も走っているので、行き違い待ち合わせの関係がある。いったん遅れるとなったらどんどん遅れる。

外は大雪で散策で時間をつぶすような天候ではなかった。降り止まないとなると、一時間半待たされた末に運休なんてことにもなりかねない。

どうしたものか……。iPhoneで検索してると五所川原駅前から弘前に向かうバスを発見。津軽フリーパスでは乗車できない区間だけど急遽路線変更。

バスの待合室にあった売店でおやきを買い食いしながら待っていると、ジープみたいなバスが来た。あとで調べてもヒットしないので、ジープみたいに見えたのは気のせいだろう。

どうやら客はふたりだけのようなので、のんびりしようといちばん後ろの席に座ると、もうひとりの客もいちばん後ろの席まで来やがった。なんだこいつ、お酒のひとか? すぐさま前側の座席に移動してことなきを得る。

大雪の中バスは快調に飛ばして弘前17:00。大鰐温泉方面のバスがすぐにきたので、それに飛び乗る。大鰐温泉で下車、どっかで帽子を落としてしまったことに気がついた。少し迷っただけで雪まみれになり、18:00、ようやく宿に着いた。

 

どのような機転を働かせて大雪の中ここまでたどり着いたのか。そのあたりをホテルのひとに話したいのだが、そんなことは耳たこなのだろう。雪まみれで現れた客に無駄口を叩かせる隙は与えず、流れるようなチェックイン。

夕食は19:00からにしてもらい、その間、サウナと温泉に浸かる。

宿泊客は18:00もしくは18:30からの夕食にしているようで、広い湯船にひとりきりだった。昨日に続いて大変な一日だった。温泉がありがたい。

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この旅で唯一の宿の夕食。食べログの星よりも、じゃらんの星は信用できる。写真ではちゃちく見えるがとてもおいしかった。ググってて気になってた大鰐もやしが食べられたのもラッキーだった。

部屋に戻ると布団が敷かれていて感動する。こういう宿に泊まったのは久しぶりだ。

 

食後、もう一回、温泉に浸かる。交互浴を3セットほどこなして部屋に戻ってくると、猛烈な眠気に襲われる。ホテルが冷蔵庫に用意してくれていた水を飲み、なにもせずに就寝。