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2019年12月27日のこと。

これを書いているのはひと月以上が経過した2020年2月1日。記憶もそろそろ怪しくなってきたので、急いでまとめたいと思う。

沖縄滞在の最終日。
斎場御嶽(「せいふぁーうたき」と読む)に行っときたくて、かといって、三日連続で定期観光バスに乗るのも、三日連続で人造観光地に連れてかれるのもどうかと思って、路線バスの時間などを調べていたのは昨日の夜のこと。調べた結果、自力往復は(不可能じゃないが)かなり厳しいことがわかった。というわけで今回の旅で斎場御嶽を回るのはあきらめて寝たのだった。

といったわけで、今日は那覇を歩く半日と内地への移動日。

起床は7:30。

二日続けてホテルのバイキングで朝食。おかずのラインナップが似てる。四センチ角くらいの魚なにあれ。

県庁近くのぱれっとくもじまで歩いてコインロッカーに荷物を預けた。コインロッカーは400円、500円するご時世だが300円だった。

とりあえずは海を目指す。雨の心配はなさそうだが、天気は薄曇り。半袖でちょうどいい陽気だ。

まずは福州園を見た。

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大陸からのお客様を迎えたところとのことで中華風庭園。見所はあまりない。

地元スーパーを見つけて寄り道した。九州でも北海道でもスーパーのラインナップはそんな変わらん印象だったが、沖縄までくるとかなり違う。

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もずくとスパムはそれぞれひと棚もらっている。ほか、菓子パンなんかも知らないメーカーが棚を席巻していた。

 

続けてこのあたりを巡る。

沖縄は寺社仏閣がほんと少ない。

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波の上ビーチまで歩いて出た。海水浴シーズンが4月から10月と書かれている。なんだったらいまでも泳げそう。

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ホームレスの方々がそこここにいた。集めた空き缶でパンパンにしたビニール袋を自転車で運んでいるひともいる。冬の沖縄は暮らしやすいだろうけど、夏場はどうしてるんだろうと思った。

波の上臨港道路という有料道路っぽい道を歩く。橋脚の下を(泊港を出入りする)フェリーが行き来できるほど高い高架になっている。交通量が多い上、風が強かった。めがねが飛んでしまうのではないかと気が気じゃなかった。下手なジェットコースターよりも怖かった。

ようやく向こう岸に着くと、下界に降りた。

年末だからか市場は大繁盛。なかにある食堂もあらかた席が埋まっている。マグロは沖縄の隠れ名物と昨日のバスガイドさんから聞いていたが、まだ午前中でがっつり食うような感じでもなかったのでイカ焼き食った。一杯まるごとのイカ焼きじゃなくて、五センチくらいのイカがいっぱい入っているやつ。いっぱい括りになったのは偶然だ。塩こしょう効き過ぎだがおいしかった。

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正午前の住宅街を歩く。お弁当屋さんがいくつもあるエリアがあったがあれはなんだったんだろう。周りにオフィス街はなかった。泊港の港湾労働者向けってことかな? ちょっとのぞいただけだったが、安くておいしそう。

どうせなので博物館も美術館もどっちも見た。

そっか、郷土の作家は米軍基地問題も大きなテーマか。沖縄は独特のアートシーンを形成しているようだ。博物館にあった沖縄の暮らしコーナーがすごかった。日用品・道具のひとつひとつに独特な名前がついている。まあ言葉が違うから当然なんだけど。

徒歩で戻るついでに町中にある御嶽(うたき)に寄り道をした。御嶽と打ち込んで出てきたところをクリックしただけのことだ。グーグルマップさまさまだ。

町中にある聖地は、きちんと手入れが行き届いている。やっぱり斎場御嶽行きたかったなぁ。

13:00すぎ。ようやく国際通りまで戻ってきた。

牧志市場にある「ポークたまごおにぎり本店」で、遅い昼食を摂った。

魚フライタルタルとアーサ汁にした。すげーうまかった。

パレットくもじまで歩いて戻って、コインロッカーから荷物をだす。ゆいレールに乗って、那覇国際空港へ。

フライトまで時間あったので、バヤリースのシークワーサージュースを飲み、さっき食べたばかりのポークたまごおにぎりを補充した。那覇国際空港にも同じお店があったのだった。

旅も終盤になってから、「沖縄のもずくはマジうまい」とか、「グルクンの唐揚げは食べておくべき」などの情報が友だちから寄せられた。聞いたところで、それを食う機会がなかった。

滞在は三日だけだったけど、リピーターが多い理由がよくわかった。

沖縄は近いうちまたきたい。

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15:40のフライトで、関西国際空港には17:35定刻に着いた。

こっからは北陸編になるので、明日の日記のほうに書こうと思う。