蛇口のパッキンを変えた。
今日のやるべきことといえばそれくらいで、家ん中でだらだらしてたが、
このままでいけないと思って外に出る。
筒井康隆展に徒歩で向かう。手ぶらで音楽聞きながら。
近くに住んでいたのに芦花公園は初めてだった。粉々に砕けた枯れ葉のにおいがしていた。晴れていれば木漏れ日の散策だが、曇っているので寒い寒い。
世田谷文学館も初めてだった。
小学生のころは横溝正史(というよりも金田一耕助)漬けだったが、中学生の頃は筒井康隆漬けだった。ほとんどの著作を読んでいる。願ってもない展示だった。
会場は老若男女で賑わっていた。
年表を眺める。1970年代の活躍がめざましい。一年に何冊もものにされてる。
生原稿は清書した原稿で、すごい字がうまかった。
例えばそれは、「轟」という字も一画一画省略せずに書いているほど丁寧だ。
会場には完成原稿が多かったが、下書きの写真が一枚だけあった。
すごい書き直していた。こっちのほうにも感動した。
このままではいけないと思いながら展示を見た。
ビーバートザンという変な名前のホームセンターで、三角パッキンと節水コマを購入。
帰宅後、今度はユニットバスの蛇口を直した。
今日は誕生日だったが、誰ともしゃべってない。
「このままでいけない」とつぶやくと、この日記を書き始める。